悠田ドラゴのAll-Out ATTACK!!

悠田ドラゴのAll-Out ATTACK!!

カテゴリーをご覧になれば、どんなブログかだいたい察しがつくかと思います。

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ゴジラのスクリーン映えする背ビレ ベスト5

前回は「ゴジラ映画の記憶に残る悪役ベスト5」と題して『VSビオランテ』の工作員SSS9や『VSキングギドラ』の未来人ウィルソンなんかをご紹介したわけですが、今回はゴジラのある部位にランキングをつけたいなと思っております。 彼の背中に生えている、かっ…

ゴジラ映画の記憶に残る悪役ベスト5 ─人間・宇宙人・海底人編─

最近『ゴジラVSコング』まわりが、にわかに騒がしくなってきてるじゃないですか。全米公開が3月に前倒しされたり、ティーザーにもほどがある小出し映像が解禁されたり。(小出しが過ぎる!) ただですね、ゴジラとキングコングが半世紀以上ぶりにタイマンを…

愛しのトラウマ映画列伝:ヴァーホーヴェンとスピルバーグ

『トータル・リコール』と『スターシップ・トゥルーパーズ』 『ジョーズ』と『プライベート・ライアン』 『トータル・リコール』と『スターシップ・トゥルーパーズ』 見渡す限り岩しか見当たらない荒涼とした場所に、宇宙服をまとった2人の男女が立っている…

BENNETT ベネット(原作『コマンドー』)

序章:船出 第1章:トリック 第2章:I'll be back, Bennett 第3章:カカシですな 第4章:地獄 序章:船出 とある港。そこに停泊していている一隻の漁船に向かって歩いている男がいた。名をベネットという。彼は船に乗り込み、水平線を眺めながら、昔を思…

『ゴースト・オブ・マーズ』火星で首チョンパなホラー・バトル・ムービー

映画を観ていて無条件で気持ちが昂ってしまうのが、“首チョンパ”のシーンです。人の首がすっ飛ぶというあまりにも非日常的な描写は、ショック表現として抜群の破壊力があります。またそれだけでなく、残虐性が突き抜けているゆえに、コメディ的な文脈でも効…

『ゴジラ対ヘドラ』歪でサイケなヘンテコ怪獣映画

シリーズ中最も奇怪で歪なゴジラ映画 シリーズ唯一のサイケなギター・ソロが乱舞するゴジラ映画 シリーズ中最も奇怪で歪なゴジラ映画 監督を引き受けるからには、それまでの娯楽路線のゴジラ映画とは全く違う作り方をしたい。それには、第1作のようにきちん…

怖いゴジラが見たい

恐怖! 白目ゴジラに震えた!! 本ブログのタイトルAll-Out ATTACKは、わたしにとってのベスト怪獣映画のひとつである『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』(2001年/以下『GMK』)から名前を頂戴しました。 同作は平成ガメラ三部作を手がけた金子修…

エメゴジ讃歌[後編]ここがダメだよトライスター版ゴジラ

トライスター版『ゴジラ』(1998年)、通称エメゴジへの不当な評価に対抗するべく同作の美点について考えてみた【前編】に続き、後編では、逆にエメゴジの「ここは残念だった」というポイントを指摘してみたいと思います。というのも、作品のいいところだけ…

エメゴジ讃歌[前編]トライスター版ゴジラを侮るべからず!

ローランド・エメリッヒといえば『インデペンデンス・デイ』(1996年)とその悪名高き続編『インデペンデス・デイ:リサージェンス』(2016年)、『デイ・アフター・トゥモロー』(2004年)、『2012』(2009年)などの超絶ディザスター・ムービーが特に有名…

『博士と狂人』と『1984年』:言語破壊の邪悪さを考える

パソコンやインターネットもない時代──想像するに、情報の検索・収集・共有が今よりも遥かに多くの労力と時間を要する作業であった時代に、あらゆる言葉のあらゆる意味や使い方を網羅する辞書を編むという作業は、途方もなく長い苦難の道であったことだろう…

『ランボー ラスト・ブラッド』阿鼻叫喚! 怒りの大復讐

2019年秋、アメリカで『ランボー』シリーズの第5作にして完結編、『ランボー ラスト・ブラッド』が公開。その時点ではまだ日本公開が決まっておらず、数ヶ月経っても一向にアナウンスはありませんでした。日本では一体いつ観られるんだ…とやきもきしている…

『ランボー』スタローンが突きつけるベトナム帰還兵の怒り

物語は、スタローン演じるベトナム帰還兵のジョン・ランボーが、戦友の家を訪ねるところから始まります。その友人は化学兵器の影響で癌を患い、既にこの世の人ではありませんでした。 失意の中、ランボーは食事をしようと小さな田舎町へやって来ますが、そこ…

『ナイトホークス』負けるなスタローン! 快作なスライ応援ムービー

『フィスト』『パラダイス・アレイ』(ともに1978年)と、映画としては秀作であったにもかかわらず興行的にはパッとしなかった2作の後、シルベスター・スタローンは再びグローブをはめ、自らの原点であるあの男を演じることを決意。『ロッキー2』(1979年…

『パラダイス・アレイ』映画作家スタローンの初期衝動

『ロッキー』に続くシルベスター・スタローンの主演作『フィスト』(1978年)は、彼にとってフラストレーションの残る作品だったようです。スライは同作について、次のようなコメントを残しています。 この作品はジュイソンの映画になってしまった。撮影が終…

『フィスト』スライを魅了した成り上がりと破滅の物語

マーティン・スコセッシ監督の『アイリッシュマン』(2019年)で、アル・パチーノが演じていたジミー・ホッファという男がいます。彼は“チームスターズ(International Brotherhood of Teamsters)”なる全米トラック運転手労働組合の指導者で、政界にまで影…

ビルとテッドのエクセレント・ギター・ジャーニー

EVHを引き抜こうとしたアマチュア・バンド エクストリームのエクストリームなプレイに乗って大暴走 物語もギターもパワー・アップした『地獄旅行』 EVHを引き抜こうとしたアマチュア・バンド まだ本格的なブレイクを果たす前のキアヌ・リーブスと、俳優とし…

コーマ・ドゥーフ・ウォリアー:怒りのデス・ギター

人面マスクを被って赤いツナギに身を包んだ、初期スリップノットのメンバーみたいなルックス。 ヘッドから火を噴くヘンテコなギターを抱えた、奇想天外な音楽戦士である彼の名はコーマ・ドゥーフ・ウォリアー。 言わずと知れた『マッドマックス 怒りのデス・…